倉田 かりんさん(鶴岡工業高等専門学校勤務)「名古屋市立大学」
研究テーマ:アントレプレナーシップに関する研究
略歴2023年3月立命館大学 経営学研究科博士前期過程修了
2023年4月名古屋市立大学 博士後期課程入学
研究内容
ソーシャルアントレプレナーシップとは、非営利活動を伴うビジネスを目的としたアントレプレナーシップの一つの形態である。ソーシャルアントレプレナーシップは、アントレプレナーシップと経済的価値よりも社会的価値を生み出すことの重点を置いている点から異なる形態として認識されている。しかしながら、経済的価値と社会的価値はそれぞれが非常に深く関係していることからアントレプレナーシップとソーシャルアントレプレナーシップの境界線を明らかにすることは困難だと言われてきた。したがって、ソーシャルアントレプレナーシップの特徴である地域に特化した課題を取り組む点や地域的な側面からどのような相違点が見られるのかをソーシャルネットワーク分析を用いて取り組んでいる。方法論としては、エッジの距離と密度の計測を行う。結果として、計量書誌学分析を用いて国際連携がアントレプレナーシップ研究においてより国際連携への取り組みが行われていることが明らかとなった。
進学を検討している方々へのメッセージ
月に一度開かれるプログレスミーティングにおいて、研究の意義や方法論が適切かどうか研究に一貫性はあるのかと言った点についてクリティカルな視点を持った児玉先生の意見に加えて他に参加している社会人学生の意見もいただける非常にディスカッションにオープンな研究室だと思います。本当に自分の行いたい研究は何かという質問に対して答えを出すことに対して重点を持つ研究室であるため、先輩方をはじめ自らが行いたい研究ができる環境が提供される研究室であります。さらに、児玉教授は各個人の業績に対して非常に熱心に声かけをしていただけます。したがって、国内学会や海外のジャーナルへの論文の投稿に対してもみなさんに対して多くの声をかけをしていただけるため少し奥手な方でもどんどん研究実績を積めると思います。
児玉研究室を選んだ理由
私は、大学でのゼミにおいてSDGsやBOPビジネスを研究テーマとして学んでいたことからアントレプレナーシップやソーシャルアントレプレナーシップについて研究を行ってみたいという思いがありました。児玉研究室において体験ゼミに参加し、mHealthに関する研究について初めて知りソーシャルアントレプレナーシップを行う上でmHealthの普及プロセスについて学ぶことで大きいなインパクトを与える研究を行いたいと思い児玉研究室に所属を決めました。