蔭山 逸行さん
2023年3月PhD.取得
研究テーマ:ウェアラブルデバイスやIoT機器による、労働者の健康管理や安全管理に関する研究
略歴2010年4月 国立大学大学院 博士前期課程入学
2012年3月 国立大学大学院 博士前期課程卒業 修士(工学)
研究内容
ウェアラブルデバイスやIoT機器を用いて、労働者の健康管理や安全管理を行うための研究を行っております。働き方改革が推進され、誰もが健やかに働き、QOLを向上させよう取り組まれておりますが、自分自身の身体の健康そして心の健康に常に目を向けているかと言われるとなかなか難しいものがあります。自身も気づかない間に身体や心が蝕まれている…というケースも少なくありません。また、労働環境によって生じる危険性に対して十分な注意が払われていないケースもあります。例えば、炎天下の屋外で労働する人は熱中症の危険性が高いでしょうし、化学薬品や大型重機、加工機械を扱う労働者は常に危険と隣り合わせな状況と言えるでしょう。そのような、自分自身でも気づいてない(言語化・数値化できていない)身体と心の状態をリアルタイムでモニタリング、あるいは労働環境における危険性に対して労働者に注意喚起を行えるようなシステム開発を目指しております。現在は、特定の職業における労働者を対象とするのみですが、将来的には、どのような職業のどのような労働者に対しても適応できるシステムを作り上げたいと考えております。
進学を検討している方々へのメッセージ
児玉研究室では、様々なバックグラウンドを持った方々が、各々に研究テーマを持ち込んでいるような印象があります(研究室(児玉先生)のカバーされている研究領域の広さによるものと思われます)。児玉研究室への進学を希望している方で、自身のテーマややりたいことが該当するのか心配な方は、事前に児玉先生にコンタクトを取ってみると良いと思います。
児玉研究室の魅力
児玉先生のお人柄のためか、非常に明るい場となっております。そのような明るく、誰もが自由に発言したり情報を発信できる場であるからこそ、新しいアイディアが生まれたり、共同研究などの連携も生まれるのかなと思います。